清酒「蛍の舞」
菖蒲高原産の酒造好適米「たかね錦」を使用し、上越市浦川原区の(株)第一酒造が醸造している日本酒です。特別醸造酒と特別純米酒があり、大島区内の酒屋さんや大島青空市場、大島やまざくら店で販売されています。
大島区は「ほたるの里」でもあります。
菖蒲深山(みやま)そば
「これが本物のそばの味!」と、そば通のお客様からも満足いただいているのが、菖蒲深山そばです。
菖蒲深山そばは、深山そば加工組合が製造する手打ち生そばで、地元菖蒲高原産のそば粉を100%使用し、つなぎには卵と自然芋、山ゴボウの葉の繊維を使っています。その味と独特の歯ざわりは、一度食べたら忘れられません。
毎年暮れには、年越しそばとして注文する人も多く、菖蒲地区の特産となっています。そばは、受注生産です。
黄金汁(こがねじる)
菖蒲東町内会に伝わる黄金汁(こがねじる)は、数百年前から食べられている行事食です。お釈迦様(しゃかさま)の命日の3月15日(本来は2月15日ですが、菖蒲では1か月遅れで行われています)に作る風習が残っています。
野菜をお釈迦様の骨に例えることから、さいの目に切るのが特徴ですが、今では各家庭で様々な切り方になっています。
前日から半日かけて準備する黄金汁は、打ち豆を中心に越冬野菜の大根、にんじん、里芋、ごぼう、こんにゃくそして生揚げの7つの材料を大鍋で煮込んだもので、昔は冬季の大切なたんぱく源でした。
各家庭の畑でできた野菜を使って、『豊作祝い』として作ることから、黄金汁の名前が付いたとされています。